(写真:AP)
イラク政府軍の報道官は28日、国営テレビを通じて声明を発表し、過激派組織ISにことし5月以降支配され、奪還作戦を進めていた西部アンバール県の拠点都市ラマディについて、「解放した」と述べて、奪還に成功したことを宣言しました。
国営テレビは、ISが拠点としていた地方政府の庁舎にイラクの国旗が掲げられた様子を伝えるとともに、アバディ首相が「この勝利はすべての勢力の協力によってもたらされた」と、作戦の成果を強調する国民向けの演説を放送しました。
一方、アンバール県のサレフ副知事は、NHKの電話取材に対し、「有志連合による空爆がISの補給ルートを断つうえで重要な役割を果たした」としたうえで、「中心部は制圧したが郊外にはまだISの戦闘員が潜んでいる可能性がある」と述べ、作戦の完了にはなお時間がかかるという見方を示しました。
ラマディの奪還は、これまでの対ISの軍事作戦で最大の成果とされていて、イラク第2の都市モスルなどISに支配されているほかの地域の奪還に向けた足がかりになることが期待されています。