イラン外相 IAEA事務局長と会談 米と核開発協議前に意見交換か

(VOVWORLD) -イランのアラグチ外相は、IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長と会談しました。アメリカとの2度目の協議を前に、核開発は平和利用が目的だと改めて示すねらいがあるとみられます。
イラン外相 IAEA事務局長と会談 米と核開発協議前に意見交換か - ảnh 1(写真:IRNA/TTXVN)

イランのアラグチ外相は16日、首都テヘランを訪れているIAEAのグロッシ事務局長と会談しました。


会談では、今月12日にイランとアメリカのトランプ政権が始めた核開発をめぐる協議について、意見が交わされたものとみられます。

会談後、グロッシ事務局長はSNSに「外交が切実に必要とされる中、イランの核開発が平和的なものであることを保証するには、IAEAとの協力が不可欠だ」と投稿しました。

一方でアラグチ外相は会談に先立ち「どのような懸念に対しても信頼を築く用意があるが、ウラン濃縮に関する原則に交渉の余地はない」と述べ、核開発を放棄する考えはないと強調していました。

核開発をめぐってイランとアメリカは、今月19日に2度目の協議を行う見通しです。

トランプ政権は、核兵器の保有を防ぐためだとしてイランへの圧力を強めていて、イランとしては今回の会談を通じてIAEAへの協力姿勢を見せ、核開発は平和利用が目的だと改めて示すねらいがあるとみられます。(NHK)

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