イラン核問題でIAEAが非難決議を採択、中ロも同調

 

IAEA国際原子力機関の定例理事会は13日、イランがウラン濃縮活動を中止せず、核爆弾開発の疑惑解明を目的としたIAEAの査察に応じないとして、同国を非難する決議を採択しました。

決議は国連安全保障理事会の常任理事国5カ国とドイツが提案したもので、ロシアと中国も支持に回りました。31カ国が賛成し、キューバが反対、エジプトを含む3カ国は棄権しました。

イランの核兵器開発の疑惑解明を目指すIAEAは、今年1月から同国とハイレベル協議を行っていますが、IAEAの天野之弥事務局長は10日、協議に進展がみられないことについて、「いら立たしい」と不満を示していました。

イランは自国の核開発計画について、軍事目的ではないと主張し、核兵器を開発しているとの疑惑を否定しています。

 

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