イラン、濃縮20%ウランの貯蔵4分の1に 合意履行
IAEA国際原子力機関は17日、イランの核問題解決に向け、欧米など6カ国とイランが合意した第1段階の措置(共同行動計画)の履行に関する報告書をまとめました。イランは貯蔵していた濃縮度約20%のウランのうち、4分の3に当たる約155キロを減らすなど、合意を着実に履行しています。
これを受け、アメリカ国務省は同日、行動計画で定められた見返り措置として、イラン産原油の売上金のうち新たに4億5千万ドル分(約460億円)の凍結を解除したと発表しました。ハーフ副報道官は「すべての当事者が約束を守っている」と述べました。
イランは合意の履行を始めた1月20日の時点で約20%の濃縮ウラン209.1キロを貯蔵していました。核兵器級の高濃縮ウランに濃度を高めやすいとして、各国が懸念していました。
IAEAによりますと、イランはこのうち半分を希釈するとした約束を完全に履行したほか、50.1キロを原子炉用核燃料に加工する作業を始めました。