ウクライナから避難の人たち 日置市が市営住宅提供など支援へ
(VOVWORLD) -ロシア軍の侵攻を受けて、ウクライナからは大量の人たちが国外に逃れ、遠く離れた鹿児島へ避難する人も出ています。
こうした中、日置市は市営住宅を提供するなどして、支援を進めていくことを決めました。
〈写真:Dayto News/TTXVN) |
UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のまとめによりますと、ロシア軍の侵攻を受けてウクライナから国外に避難した人の数は、3日の時点で421万人余りとなっています。
これまでに遠く離れた鹿児島へ避難してきた人もいるということで、日置市は避難の希望が寄せられた場合に、支援を進めていくことを決めました。
具体的には、吹上町で11戸確保している市営住宅を住まいとして提供するほか、通訳者や翻訳機も無料で用意するということです。また、学校についても、必要に応じて支援することにしています。
県内では、日置市のほかに、奄美市などもウクライナからの避難民の受け入れを表明しています。
また政府も今後は、日本国内に親族や知人などの身元引受人のいない避難民も広く受け入れていく方針で、生活費や医療費の支給のほか、必要に応じて日本語教育や職業訓練、子どもの教育などにかかる費用などを負担する方向で検討を進めています。
日置市総務企画部総務課の瀬戸口亮総括監は「人権侵害により命の危険にある人は等しく受け入れていくべきと考えています。不安も大きいと推察しますのでできる限りの対応をしていきたいと思います」と話していました。(NHK)