
(写真:ロイター)
野党勢力の反政府デモが続くウクライナの首都キエフで18日、デモ隊と治安部隊の衝突が再燃しました。
治安部隊は同日から19日にかけ、首都中心部を占拠する野党勢力の強制排除に着手し、ロイター通信によるとデモ隊14人、治安部隊7人の計21人が死亡しました。
負傷者は数百人に上るとみられます。野党側が銃器を使用したとの情報もあり、昨年11月から続く混乱は最悪の局面を招きました。
野党「ウダル」のクリチコ党首らは19日、ヤヌコビッチ大統領と会談したが、事態収拾のめどは立ちませんでした。野党側活動家の釈放など正常化を探る動きが出ていたが、多数の死傷者で事態は混迷を深めました。