(VOVWORLD) - アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領は15日、アラスカ州アンカレジの米軍基地で会談しました。ロシアのウクライナでの軍事行動が始まってから、米ロ首脳が対面で協議するのは初めてです。会談は2時間45分に及びました。
2025年8月15日、会談後の共同記者会見に臨むアメリカのドナルド・トランプ大統領(右)とロシアのウラジーミル・プーチン大統領(写真:REUTERS/Kevin Lamarque) |
トランプ大統領は会談後の共同記者発表で、最大の焦点だったロシアとウクライナの停戦合意について「至らなかった」と表明しました。その一方で「多くの点で合意したが、大きな問題がいくつか残っている」と評価し、結果についてウクライナのゼレンスキー大統領に電話で伝える考えを示しました。
プーチン大統領は「危機の根本原因を除去しなければならない」と述べ、従来の強硬な主張を繰り返しました。また次回の米ロ首脳会談をモスクワで開催することを提案しました。
会談では、トランプ大統領がプーチン大統領を米軍基地で出迎え、両首脳が大統領専用車「ビースト」に同乗して会場に向かう場面もありました。両氏の直接会談は2019年6月、大阪で行われたG20サミット以来となります。(共同通信)