親ロシアの政権に対する抗議デモが続くウクライナの首都キエフで22日、デモ隊と治安部隊が激しく衝突し、デモ参加者5人が死亡しました。
欧州連合(EU)加盟の前提となる連合協定の署名見送りを受けて昨年11月に始まった反政権デモで死者が出たのは初めてです。デモを主導する野党指導者は、ビクトル・ヤヌコビッチ大統領が譲歩しなければ、23日に「攻撃を開始する」と宣言しました。
このような中、ビクトル・ヤヌコビッチ大統領は22日、反政府勢力の指導者3人と会合を行い、抗議デモの解決策について協議しました。会合で、ビクトル・ヤヌコビッチ大統領は平和を通じての解決策を出すよう呼びかけました。