ウルグアイ大統領選 バスケス前大統領勝利

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バスケス氏(写真:El Pais)

南米ウルグアイで11月30日、任期満了にともなう大統領選挙の決選投票が行われ、与党で左派のバスケス前大統領が勝利し、左派が3期連続で政権を担うことになりました。

ウルグアイの大統領選挙は10月の1回目の投票で上位となった左派・拡大戦線のタバレ・バスケス前大統領と中道右派・国民党のルイス・ラカジェポウ下院議員との間で決選投票が行われました。
地元のメディアは出口調査の結果として、バスケス氏の得票率が53.5%、ラカジェポウ氏が41%でバスケス氏の当選が確実になったと伝えました。
これを受けて、バスケス氏は首都のモンテビデオで支持者を前に勝利演説を行い、「これからは将来の世代のことを考え、対立する陣営を無視するようなことはせずに、政府を運営していきたい」と抱負を述べました。
バスケス氏は2005年、ウルグアイで初めて左派陣営から大統領に就任し、穏健な経済政策をとる一方、福祉制度を充実させました。
ウルグアイでは現職のムヒカ大統領もその政策を継承して、安定した経済成長を達成し、この10年で、貧困層の割合を40%から10.5%にしたほか、失業率も19%から6.5%に大幅に改善しました。
バスケス氏は、こうした実績は左派政権の成果だと強調し、ウルグアイでは、左派が3期連続で政権を担うことになりました。

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