エボラ出血熱が流行、2県でロックダウン ウガンダ

(VOVWORLD) - アフリカ東部ウガンダでエボラ出血熱の感染が拡大していることを受け、ムセベニ大統領が高リスクの2県を対象にロックダウン(都市封鎖)を宣言しました。
エボラ出血熱が流行、2県でロックダウン ウガンダ - ảnh 1(写真:AFP/TTXVN)
ムセベニ氏が15日のテレビ演説で発表したところによりますと、ロックダウンの対象は中央部のムベンデ、カサンダ両県。貨物トラック以外の出入りや夜間の外出が禁止されます。

礼拝所、バー、スポーツジム、サウナやそのほかの娯楽施設は閉鎖されますが、学校の授業は継続します。

保健当局は接触追跡と地域医療機関への支援を強化するといいます。

ムセベニ氏は「問題の重大性を鑑み、さらなる感染拡大を防いで人々の命と暮らしを守るため」の措置だと説明しました。

米疾病対策センター(CDC)によりますと、エボラ出血熱は患者の体液と直接接触することによって感染し、空気感染はしません。

今のところ確立された治療法はありません。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長によりますと、最近コンゴ民主共和国(DRC)で有効とされたワクチンも、ウガンダで感染が拡大している株には効果がありません。ただ現在開発が進められているワクチンのうち2種類は、数週間のうちに臨床試験に入る見通しとされます。

ウガンダはエボラ出血熱の流行をこれまでに4回経験しています。ムセベニ氏が先月宣言した今回の流行では、これまでに63人の感染が確認され、このうち29人が死亡しました。(CNN)

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