オバマ大統領 キューバ訪問終える

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アメリカのオバマ大統領とキューバのラウル・カストロ議長
(写真:TTXVN)

(NHK)現職のアメリカ大統領としては88年ぶりにキューバを訪問したオバマ大統領は、ラウル・カストロ国家評議会議長と首脳会談を行い、経済関係をさらに強化していくことで一致するなど、両国の一層の関係改善に道筋をつけました。

一方で、最終日の22日には首都ハバナの劇場で演説し、ラウル・カストロ議長に「国民の言論や集会の自由、それに投票の権利を恐れる必要はない」と呼びかけ、社会主義体制のキューバに民主化の推進を訴えました。

そのあとオバマ大統領は、ラウル・カストロ議長と共に、野球の大リーグのチームとキューバ代表の親善試合を観戦して、友好ムードを演出し、3日間にわたった歴史的訪問を締めくくりました。

オバマ大統領は日本時間の23日朝早く、キューバを出発し、次の訪問地のアルゼンチンへ向かいました。

オバマ政権は、キューバに対する経済制裁の緩和を少しずつ進めているものの、キューバで民主化や人権の尊重が進展していないとして、関係改善に反対する声も根強く、オバマ大統領のキューバ訪問は、両国の新たな時代の到来を強調しつつも、人権問題を重視する姿勢を改めて示すものとなりました。

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