カザフスタンで旅客機墜落 14人死亡確認 乗客乗員約100人
(NHK) 中央アジアのカザフスタン最大の都市、アルマトイの空港近くで、乗客乗員100人を乗せた国内線の旅客機が離陸直後に墜落し、これまでに14人の死亡が確認されました。
カザフスタン内務省の非常事態委員会によりますと、墜落したのはカザフスタンの航空会社「ベック・エア」の国内線の旅客機フォッカー100型機です。
この旅客機は、27日の午前7時半ごろ(日本時間の午前10時半ごろ)、カザフスタン最大の都市、アルマトイの空港から首都ヌルスルタンに向けて離陸した直後に空港近くの村にある2階建ての建物にぶつかり、墜落したということです。
地元の航空当局によりますと旅客機には乗客93人と乗員5人のあわせて98人が乗っていて、これまでに14人の死亡が確認されたほか、35人がけがをして病院で手当てを受けているということです。
カザフスタンにある日本大使館によりますと、これまでのところ旅客機に日本人が乗っていたという情報はないということです。
カザフスタン政府は事故調査委員会を設置して事故の原因を調べるとともに「ベック・エア」の運航をすべて中止することを決めました。
会社のホームページによりますと「ベック・エア」は、ビジネスジェットを運航する会社として1999年に設立され、現在はLCC=格安航空会社として国内各地を結ぶ定期便やロシアをはじめ周辺国へのチャーター便などを運航しているということです。