ガザ停戦協議 “合意に近づくもまだ隔たりはある” 米政府高官
(VOVWORLD) - イスラエル軍とハマスの戦闘が続くパレスチナのガザ地区では、これまでの犠牲者が4万6000人を超えていて、停戦と人質の解放に向けた協議が仲介国のカタールで行われています。
イスラエルの空爆後に破壊されたパレスチナ自治区ガザ地区の光景(写真:IRNA/TTXVN) |
イスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦と人質解放に向けた協議が続いている仲介国カタールにイスラエルの情報機関の長官らが到着しました。アメリカ政府高官は合意に近づいているもののまだ隔たりはあるという見方を示していて、合意に達することができるか注目されます。
イスラエル軍とハマスの戦闘が続くパレスチナのガザ地区では、これまでの犠牲者が4万6000人を超えていて、停戦と人質の解放に向けた協議が仲介国のカタールで行われています。
ロイター通信などによりますと、イスラエルのネタニヤフ首相の指示で派遣された情報機関モサドの長官らが12日、カタールに到着しました。
アメリカのバイデン政権の高官のほか、トランプ次期大統領の中東担当特使も現地に入ったと伝えられ、仲介国を通じた協議が続いているとみられます。
こうした中、ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官はCNNテレビに出演し、協議で合意できるかどうかについて「とても近づいているが、まだ距離はある。ゴールラインは超えていない」などと述べました。
また、ネタニヤフ首相とバイデン大統領は12日、電話で会談し協議の進展に向けて意見を交わしました。
協議をめぐってトランプ氏は、自身が大統領に就任する今月20日までにハマスが人質を解放しなければ「大きな報いを受ける」などと圧力をかけていて、合意に達することができるか注目されます。(NHK)