ガン国会議長、シンポジウム「公的債務の管理」に出席
27日午前、ラオスを訪問していたグエン・ティ・キム・ガン国会議長はラオスのパニー・ヤートートゥー国会議長と「公的債務の管理」シンポジウムを共催しました。席上、ガン議長は「先進国、発展途上国を問わず、世界各国にとって公的債務は大きな問題となっている。このシンポジウムは経済管理をはじめ、国の重要な問題の解決に対する両国国会の役割や責任感を示し、両国国会、政府間の緊密な協力関係を立証するものとなった」と強調しました。ガン議長は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムにとって公的債務は差し迫った問題となり、厳格に監視されています。ベトナムの公的債務は急増して、地域諸国と比べ、高いレベルにあります。WB=世界銀行や、IMF=国際通貨基金などはベトナム政府と同問題に関し、協議した際、公的債務の管理に関する勧告を出しました。」
これに先立つ26日午後、ビエンチャンでガン議長とパニー議長は会談を行いました。双方はこれまでの両国国会の協力合意書の実施状況を評価するとともに、今後の協力方向を討議しました。また、人材育成の協力、法整備、法律施行の監視に関する経験の交換を進めることで一致しました。さらに、国際議会フォーラムで緊密に連携し続けると表明しました。ラオス国会はベトナム東部海域に関する第49回ASEAN外相会議の共同声明を支持すると強調しました。
なお、現在、ベトナムとラオスの経済、貿易、投資分野での協力は順調に発展しています。ベトナムはラオスに投資を行なう国の中で3位に立ち、投資登録額は50億ドルを超えました。また。教育、交通運輸、金融・銀行、医療、文化、観光、草の根外交分野でも協力が拡大されています。そして両国は友好、平和の国境線づくりにおいて成功を収めました。