クアン主席:「愛国心の発揮、国の迅速かつ持続的な発展」

(VOVWORLD) - 2018年新年を迎えるにあたり、チャン・ダイ・クアン国家主席はVOV=ベトナムの声放送局のインタビューに応えました。

その中で、「国がまだ多くの困難に直面しているが、これまでに収めてきた多大な成果や、総合的力、日増しに高まっている国際社会における国の地位は、第12回党大会が提示した目標と任務を全うするための重要な前提を作り出した」と強調しました。

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インタビューの中で、クアン主席は、「ベトナムは数年ぶりに、国会が出した13の経済社会発展目標を完全に達成した。マクロ経済が安定し、インフレが抑制され、歳入と経済バランスなどに関する要求に応えている。また、GDP=国内総生産伸び率は6.81%に達し、輸出入総額は過去最高の4250億ドルを超えた他、ベトナムへの外国直接投資額はおよそ360億ドルに達し、この10年間で最高となっている」と語りました。

さらに、クアン主席は「2017年はベトナム外交史上における特別な節目を記した年であった。中でも、ベトナムがAPECベトナム2017年と第25回APECサミットを成功裏に主催したことがある」と述べています。これは、アジア太平洋地域における経済・政治の連携プロセスに歴史的な節目を作り出し、ベトナムの地位、知恵、実力を示すと共に、複数のアイデアを提案し、APEC戦略的ビジョンの構築に寄与してきたということです。

クアン主席は次のように語っています。

(テープ)

「第25回APEC首脳ウィークを成功裏に開催したことで、ベトナムは世界各国から注目を集めました。APEC加盟国・地域の指導者や、ゲストとして招待された3カ国であるラオス、カンボジア、ミャンマーの指導者が一堂に会しました。このことは、地域内におけるベトナムの戦略的な位置や、大きな役割、APEC協力プロセスに対する加盟国・地域の公約、及びベトナムへの国際コミュニティの注目を示しました。APEC加盟国・地域の指導者らは、コンセンサス作りと共通未来構築を目指す複数の構想やアイディアを発想してきた主催国ベトナムの役割を高く評価しました。APEC2017年の成果は、向こう数年間にベトナムが2020~2021年期の国連安全保障理事会非常任理事国の候補、及び2020年のASEAN議長国など国際的な任務を果たすための前提となっています。」

外交活動について、クアン主席は「ベトナムが、外交、国防、安全保障などの分野における二国間、多国間の協力関係を築いていることは、祖国の領有権の確保、領土保全、国家安全保障、社会秩序確保に寄与している」と明らかにしました。

さらに、クアン主席は「国会は2018年の主要な経済社会発展目標を可決した。なかでも、GDP伸び率は6・5 ~6・7%に設定された他、マクロ経済の安定、インフレ抑制を維持し、成長モデルの刷新と経済再構築を結び付け、経済成長の質や、生産性と経済の競争力を向上させるということもあります。

クアン主席は、「国内と世界の情勢が有利なチャンスに恵まれている傍ら、様々な困難や試練に直面していることから、ベトナムのドイモイ事業と防衛・発展事業に複数の新たな問題をもたらしている。こうした背景の中で、ベトナムは、団結、自力自強の精神、チャンスを掴んで、試練を乗り越えて、確実に進める必要がある。国内外に住む全てのベトナム人が、愛国心、自力自強の精神、民族大団結の力を活かして、力を合わせて、ベトナムを迅速かつ持続的に発展させるために努力していくよう」訴えました。

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