12日、ハノイ市内の国家葬儀場で、ベトナム共産党中央委員会、国会、国家主席、政府、祖国戦線中央委員会の共催により、ボー・グエン・ザップ将軍の国葬が開始されました。国葬組織委員会委員長を務めるグエン・スアン・フック副首相は次のように語っています。

〔テープ〕

「80年間あまりにわたって輝いていた革命事業で、ザップ将軍は党と民族に多大な貢献をしました。故ホーチミン主席の優れた学生、ベトナム人民軍の最初の総司令官である将軍は国民に敬愛、世界の友人に敬服され、全軍の誇りとなっています。将軍は党と国家から金星勲章や、ホーチミン勲章など多くの貴重な勲章を授与されました。将軍のご逝去は党、国家、国民、人民軍にとって大きな損失となっています。」

党中委代表団

グエン・フー・チョン書記長率いる党中央委員会代表団、チュオン・タン・サン国家主席率いる国家代表団、グエン・シン・フン国会議長率いる国会代表団、グエン・タン・ズン首相率いる政府代表団、ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のブ・チョン・キム副議長兼理事長率いる代表団が葬儀に参列し、１分間の黙祷を捧げました。

続いて、ザップ将軍の遺族、党、国家の元指導者、ハノイ市党委員会、人民委員会、人民評議会、祖国戦線委員会、国防省、公安省、復員軍人代表団、外国外交官らが参列しました。

ハノイでの儀式と同時に、将軍の故郷であるクァンビン省人見委員会本部、ホーチミン市の統一会堂、北部ディエンビエンやトゥエンクアン省などでも葬儀が開催されています。

ディエンビェン省などでも葬儀が同時に開催される

ボー・グエン・ザップ将軍は共産党政治局員、中央軍事委員会書記、元副首相、国防大臣、ベトナム人民軍総司令官、第１期から第７期国会議員を歴任しました。ザップ将軍は2013年10月4日、去年103歳で逝去しました。満年齢で102歳でした。葬儀組織委員会は30人からなり、グエン・フー・チョン共産党書記長を委員長としています。

11日の12時からベトナム全国の企業や病院、学校、公共施設などで、半旗を掲揚し、喪(も)に服(ふく)すことになっています。また、この間、全国で各種娯楽活動を自粛(じしゅく)されています。

国葬が開催される前、6日から10日にかけて、ザップ将軍の邸宅に数十万人が弔問に訪れました。