(VOVWORLD) -5日午後、ベトナムのブイ・タイン・ソン外相は第29回ARF=ASEAN地域フォーラムに出席しました。
フォーラムの様子 |
カンボジアの首都プノンペンで開催中の第55回ASEAN=東南アジア諸国連合の外相会議と関連会議の枠内で、5日午後、ベトナムのブイ・タイン・ソン外相は第29回ARF=ASEAN地域フォーラムに出席しました。
この席で発言にたったソン外相は、「ARFはベトナム東部海域(南シナ海)問題を含む地域の問題解決を目指す対話・協力・信頼醸成プロセスにおいて自らの価値と強みを示している」と述べ、ARFの重要な役割を強調しました。
ベトナム東部海域問題について、ソン外相は、「あらゆる紛争も1982年国連海洋法条約を含め国際法に従って平和的措置で解決するべきである」と述べ、「ベトナムはほかのASEAN諸国および中国と緊密に連携し、国際法に合致する効果的で実質的なCOC=海上行動規範の作成に取り組む」と再確認しました。
フォーラムでは、信頼醸成と予防外交を通じて平和と安定を促進し、東南アジア地域を核兵器のない状態に維持することに関するARF宣言が採択されました。
なお、5日午後、ソン外相はアメリカや、韓国、オーストラリア、東ティモールの外相らと個別会見を行いました。