(VOVWORLD) - 25日、ベトナム共産党中央委員会、国会、国家主席、政府、ベトナム祖国戦線中央委員会はグエン・フーチョン党書記長の葬儀を国葬として執り行いました。
トーラム政治局員・国家主席を委員長とする葬儀委員会は35名、ルオン・クオン政治局員・書記局常務を委員長とする葬儀実行委員会は27名から構成されています。
チョン書記長の葬儀はハノイ市チャン・タイン・トン通り5番地にある国立葬儀場で25日の朝7時から夜22時まで、そして26日の朝7時から午後13時まで行われています。ホーチミン市のトンニャット(統一)会堂、およびチョン書記長の故郷であるドンアイン県、ドンホイ村でも葬儀が行われています。
チョン書記長の遺族代表団 |
はじめに、チョン書記長のゴ・ティ・マン夫人率いる遺族代表団は弔問に訪れました。
ルオン・クオン政治局員・書記局常務 |
葬儀の開始式で、葬儀実行委員会の委員長を務めるルオン・クオン政治局員・書記局常務は次のように強調しました。
(テープ)
「およそ60年間で、革命活動に専心していたグエン・フー・チョン党書記長は党と国民の輝かしい革命事業に多大な功績を残しました。チョン書記長は党と国家から『金星勲章』、入党55周年バッヂをはじめ、数々の栄誉ある勲章を授与されています。チョン書記長の逝去はベトナムの党、国家、国民、および遺族に計り知れない損失となっています。チョン書記長を哀悼するため、ベトナム共産党中央委員会、国会、国家主席、政府、ベトナム祖国戦線中央委員会はチョン書記長の葬儀を国葬として執り行うことにしました」
ルオン・クオン政治局員・書記局常務の発表後、トーラム政治局員・国家主席率いるベトナム共産党中央委員会代表団は弔問に訪れました。
続いて、ファム・ミン・チン首相率いる政府代表団、トーラム国家主席率いる国家主席代表団、チャン・タイン・マン国会議長率いる国会代表団、ド・バン・チエン議長率いるベトナム祖国戦線中央委員会代表団は弔問に訪れました。
弔問後、トーラム国家主席は弔問ノートに次のように記載しました。
「私は同志グエン・フー・チョン書記長のご逝去に謹んでお悔やみ申し上げます。チョン書記長はベトナム民族の親愛なる子で、ベトナムの党、国家、国民の極めて卓越した指導者であり、堅実な党員、「ホーチミン主席の思想、道徳、ライフスタイルを学ぶため、常に努力していたお手本で、世界各国の大きなお友達でもあり、党と民族の革命事業に多大な功績を残し、祖国、党、国民に生涯を捧げ、地域と世界の平和、安定、発展、および国際共産主義運動に大きく貢献してきました。チョン書記長の名前、事業、人格、および大きな功績は永遠にベトナム民族の歴史に残っています」
一方、ファム・ミン・チン首相は弔問ノートに記載し、民族の革命事業と祖国の建設防衛事業に取り組んでいたチョン書記長に対する敬意と感謝の気持ちを表しました。また、チョン書記長のお手本を見習い、全国民の連帯を強化し、あらゆる困難と試練を乗り越え、強靭で、幸福なベトナム社会主義国家の建設・防衛に全力を尽くしていくと強調しました。
チャン・タイン・マン国会議長は弔問ノートに次のように記載しました。
「グエン・フー・チョン書記長は歳月や全身全霊、知性を国会の組織刷新、活動の効率化に捧げました。また、国家の要求や政治任務、有権者、国民の期待に応えるため、適切な方向性を打ち出しました。チョン書記長のご逝去は党、国家、国民にとって計り知れない喪失となり、同志、同胞、遺族、及び外国の友人に深い悲しみを与えています」
同じ期間にホーチミン市のトンニャット(統一)会堂でチョン書記長の弔問と焼香、献花の儀式が行われています。グエン・バン・ネン ホーチミン市党委員会委員長を団長とする、党委員会・人民評議会・人民委員会・ベトナム祖国戦線委員会代表団、およびホーチミン市にお住まいがある党と国家の元指導者らが弔問に訪れました。
チョン書記長の故郷であるドンアイン県、ドンホイ村で、住民多数はチョン書記長の遺影を持って、チョン書記長の弔問に訪れました。ドー・ティエン・シー党中央委員でベトナムの声放送局総裁率いるベトナムの声放送局代表団はチョン書記長の弔問に訪れました。ドンホイ村の役所からライダ村落までの道の両側に半旗が掲げられています。
グエン・ザ・ティエウ高校での弔問式 |
同日午前、チョン書記長が1957年から1963年の期間に通学したことがあるハノイ市のグエン・ザ・ティエウ高校でも弔問式が行われ、教師、学生が参列しました。
他方、国内各地で大勢の住民は地元の宗教施設や礼拝施設に集まって、チョン書記長に線香を手向け、弔問しました。
カオダイテイニン教代表協会が行う弔問式 |
南部ミートー市でティエンザン省にあるベトナムの新興宗教カオダイテイニン教代表協会はチョン書記長の弔問式を行いました。同協会のタイ・シ・タイン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「地元の聖職者らは国の国際統合と刷新、発展に大きく貢献してきた賢い指導者であるチョン党書記長のご逝去を嘆き悲しんでいます。チョン書記長の教えをティエンザン省の信徒に広く啓発し、チョン書記長の輝かしいお手本への理解を深めてもらい、『快適に暮らす』よう激励します」
欧州連合代表団 |
25日、カンボジア元首相で、人民党党首のフンセン上院議長率いる代表団、エステバン・ラソ・エルナンデス国会議長率いるキューバ代表団、岸田文雄内閣総理特使である菅義偉前内閣総理大臣率いる日本代表団、ハン・ドクス首相率いる韓国代表団、スー・ラインズ上院議長率いるオーストラリア代表団、ジョセップ・ボレル欧州連合外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長率いる代表団、トンルーン・シースリット党書記長・国家主席率いるラオスの党・国家代表団は弔問に訪れました。
ラオスの党・国家代表団 |
中国共産党代表団 |
シースリット党書記長・国家主席にはシースリット夫人が同行しました。また、中国の習近平総書記・国家主席の特使である共産党中央政治局常務委員・全国政治協商会議主席の王滬寧氏率いる中国共産党代表団、ロシア下院のピョートル・トルストイ副議長とロシア共産党のレオニード・カラシニコフ副委員長率いる代表団はチョン書記長の弔問に訪れました。
そのほか、インドネシア代表団、インド代表団、アルジェリア代表団、バヌアツ共和国代表団、スイス代表団、ニュージーランド代表団、朝鮮民主主義人民共和国代表団、ミャンマー代表団などはチョン書記長の弔問に訪れました。
公安党中央委員会代表団
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一方、ハノイの国立葬儀場で、ルオン・タム・クアン公安大臣・公安党中央委員会委員長率いる公安党中央委員会代表団、ファン・バン・ザン国防大臣率いる中央軍事委員会代表団、ルオン・クオン書記局常務率いる汚職防止対策中央指導委員会代表団、ブイ・ティ・ミン・ホアイハノイ市党委員長率いる党委員会・人民評議会・人民委員会・ベトナム祖国戦線中央委員会代表団は弔問に訪れました。ホーチミン市の統一会堂で同市駐在各国の総領事館の代表団は弔問に訪れました。
ハノイ市、ホアンキエム区のレ・タイック通り2番地の政府迎賓館で、各国の大使や国際組織の代表らはチョン書記長の弔問に訪れ、弔問ノートに記載しました。
統計によりますと、25日午後19時現在、ホーチミン市の統一会堂、ハノイの国立葬儀場、およびチョン書記長の故郷であるドンアイン県、ドンホイ村で国内外の数百の代表団、および数千人の住民はチョン書記長の弔問に訪れたということです。
25日午後18時から、人々はチョン書記長の弔問に訪れることができます。ベトナムテレビ局、ベトナムの声放送局はチョン書記長の弔問式、追悼式、埋葬式を生放送します。
5日と26日の国葬の日に半旗 |
なお、25日午前6時、ハノイのバーディン広場で半旗の掲揚式が行われ、市民多数は掲揚式に立ち会いました。半旗はチョン書記長の国葬が行われる25日と26日両日、掲げられます。
また、この両日、チュオンサ群島とリグDK1に駐屯している部隊は一斉に半旗を掲げています。