チン首相とシルバ大統領との会談

(VOVWORLD) -現地時間の25日、ブラジルの首都ブラジリアで、ブラジルのルイス・イナシオ ルラ・ダ・シルバ大統領の主催のもと、同国を訪問中のフアム・ミン・チン首相を歓迎する式典が行われました。
チン首相とシルバ大統領との会談 - ảnh 1会談の様子

歓迎式後、チン首相とシルバ大統領は会談に臨みました。会談で、双方は各レベルの訪問団の往来、両国間の取引総額を2025年に100億ドルに、2030年に150億ドルにすること、ベトナムとメルコスール=南米南部共同市場とのFTA=自由貿易協定の交渉の開始などで一致しました。

チン首相はブラジルに対し、ベトナム製品の輸入の強化やブラジルがベトナムの市場経済体制を認定することに好ましい条件を提示するよう提案しました。双方は二重課税防止協定の調印で一致しました。また、双方は国防・安全保障、越境犯罪防止対策、スポーツ、サッカー分野、イノベーション、デジタルトランスフォーメーション、グリーン開発、再生可能なエネルギー、気候変動対応などの分野における協力強化で一致しました。

双方は国連憲章と国際法を基礎に、世界で発生する紛争や対立を平和的措置で解決することで一致しました。ブラジルは国際法に則って、ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海で発生する紛争を解決することの重要性を強調しました。

会談後行われた記者会見で、チン首相は今後、両国が貿易関係をさらに強化することを望んでいると述べ、次のように語りました。

(テープ) 

「私たちはベトナムとブラジルとの包括的パートナーシップが前向きに発展してきたことで一致しました。両国間の高級代表団の相互訪問が頻繁に行われています。ベトナム国民とブラジル国民との団結友好関係が良好に発展しています。ブラジルはラテンアメリカにおけるベトナムの第一の相手国である一方、ベトナムはASEANにおけるブラジルの最大の貿易相手国でもあります。私たちはあらゆる分野における貿易関係を強化することで一致しました」

これより前に、チン首相とシルバ大統領は両国の政府、機関、部門間の協力文書の調印式に立ち会いました。

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