米 新つなぎ予算案可決 マスク氏ら反対で議員給与引き上げ削除
(VOVWORLD) - アメリカで連邦政府の当面の資金を確保する新たなつなぎ予算案が議会両院で可決され、懸念されていた政府機関の一部閉鎖は回避されることになりました。
アメリカ・ワシントンD.C.にあるホワイトハウスの外観(写真:THX/TTXVN) |
アメリカでは連邦政府の当面の資金を確保する新たなつなぎ予算案が、20日に議会下院で、21日未明に議会上院でそれぞれ採決され、共和党と民主党の議員による賛成多数で可決されました。
予算案には、ハリケーンの被害を受けた地域などに1000億ドル以上の支援を行うことなどが盛り込まれていて、この案に賛成する意向を示しているバイデン大統領の署名をへて成立する見通しです。
これによって懸念されていた政府機関の一部閉鎖は回避されることになりました。
つなぎ予算案をめぐっては当初、議員給与の引き上げが含まれていましたが、実業家のイーロン・マスク氏が反対したことなどを受けて削除されていて、マスク氏の影響力が議会にも広がっていることを示す形になりました。(NHK)