これにより、2025年のBRICS拡大首脳会議およびブラジルでの二国間活動を終えました。

3日間にわたり、ほぼ40件に及ぶ精力的かつ密度の高い活動をこなした今回の訪問は、2025年BRICS拡大首脳会議の成功に大きく貢献しました。ファム・ミン・チン首相は、BRICSの加盟国、パートナー国、招待国の35人の首脳や代表とともに、多国間主義の強化、経済・金融・人工知能、環境、COP30、世界保健など幅広い分野について実質的な議論を行いました。
グエン・ミン・ハン外務次官によりますと、各会合において、チン首相は、多国間協力の強化に関する強いメッセージを発し、グローバル・ガバナンスにおける発展途上国の役割を強調しました。さらに、医療、環境保護、気候変動への対応、感染症への耐性強化といった発展途上国の関心と利益に沿った重要で実践的な提案を行いました。また、国際金融制度の改革、南南経済連携の推進、持続可能な開発のための技術・人工知能活用、発展途上国による公平な資金・技術・医療資源へのアクセス確保など、国際社会の関心に応える提案も示しました。
首脳会議の期間中、チン首相は各国の元首、政府首脳、パートナー、企業の代表者らと会見や懇談を行いました。特に、ブラジルのルラ・ダ・シルバ大統領との間では、戦略的パートナーシップの枠組みに見合う形で二国間関係をさらに強化するための措置を進めていくことで一致しました。
この機に、ブラジルからベトナムへの初めての牛肉輸出、そしてベトナムからブラジルへのナマズ「チャ」と「バサ」やティラピアの輸出も行われました。