トゥオン国家主席:「越米関係は戦争後の関係構築の模範」
(VOVWORLD) - アメリカのサンフランシスコで開催されるAPEC=アジア太平洋経済協力会議のリーダーズウィーク2023に出席するためにアメリカを訪問中のボー・バン・トゥオン国家主席は現地時間の15日午前、CFRアメリカ外交問題評議会との会合を行いました。
会合で発表しているトゥオン国家主席 |
CRFは、アメリカの外交政策と国際関係に関する独立した研究コンサルティング組織であり、多くの元政治家、および国際問題と外交政策コンサルティングの研究者が参加しています。
会合で、トゥオン国家主席は、今までベトナムが達成してきた成果を紹介し、ベトナムは「独立・自主・平和・友好・協力・発展・多様化・多国間主義」という全方位外交路線に基づいて各国の信頼たるパートナー、および国際社会の責任ある積極的なメンバーになる用意があると強調しました。また、ベトナムは、気候変動への対応、環境保護、国連平和維持活動および国際人道支援における国際社会の共通の取り組みに貢献する用意があるとし、緊張を緩和、紛争を予防・終結させるため、二国間および多国間協力メカニズムの有効性を高め、国際協調を強化することを支持すると明らかにしました。
ベトナムとアメリカの関係について、トゥオン国家主席は、「1995年の関係正常化、特に、2013年の包括的パートナーシップ樹立以来、両国関係は実質的かつ効果的に発展してきた。そして、今年の9月、両国は、包括的な戦略的パートナーシップの樹立に関する共同宣言を発表した」と強調しました。トゥオン主席は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムとアメリカの関係はかつてないほど良好であると強調することができます。かつての敵から包括的な戦略的パートナーになりました。これは、戦後関係の修復と構築という点で、まさに国際関係史における模範です。この結果は、両国の何世代にもわたった指導者と国民の努力によるものです。アメリカの指導者らは、「強靭・独立・自立・繁栄」のベトナムへの支持を再三確認してくださいました。一方、ベトナムはアメリカを外交政策において戦略的に重要なパートナーと認識しております。我々は、ベトナムとアメリカの包括的な戦略的パートナーシップの明るい展望を信じています。なぜなら、それは両国国民の利益に合致し、地域と世界の平和、安定、協力と発展により良く貢献するからです。 CFRを含むアメリカの研究者や学者のコミュニティがこのプロセスに参加し、支援してくれることを願っております」