2024年9月10日、アメリカのフィラデルフィアで行われたテレビ討論会でのカマラ・ハリス副大統領（右）とドナルド・トランプ前大統領（写真：THX/TTXVN）

アメリカ大統領選に向けた共和党候補のドナルド・トランプ前大統領は9日、討論会について「再戦はない」と述べ、討論の必要性を否定しました。これに先立ち、FOXニュースが今月中にペンシルベニア州での大統領候補討論会を提案していましたが、トランプ氏はこの提案を拒否しました。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」にて、「プロセスはすでに遅れており、投票は始まっている。再戦はない！ また、カマラ・ハリス副大統領が昨日、バイデン大統領とは何も違うことをしないと言明したので、討論することは何もない」と投稿しました。

FOXニュースはトランプ氏とハリス副大統領の陣営に対し、ペンシルベニア州で24日か27日に討論会を開催する提案を送っていましたが、トランプ氏は「過去の討論会で既に勝利した」と主張し、今回の討論を再び拒否しました。トランプ氏によりますと、先月の討論会への招待に応じたものの、ハリス氏側が招待に応じなかったと述べています。

また、CNNも23日にジョージア州アトランタで討論会を提案しており、ハリス氏は参加の意向を示しましたが、トランプ氏はハリス氏との再戦を拒否しています。CNNは10日までに招待への正式な返答を求めているとしています。（CNN.co.jp）