席上、トー・ラム党書記長は、張友霞副委員長による今回のベトナム訪問が、両国の党、国家の最高指導者の共通認識の具体化、両国関係の重要な柱の一つである国防・安全保障の強化に貢献すると高く評価しました。また、両国の中央軍事委員会、および国防省の協力関係を歓迎するとともに、双方の軍隊が協力を強化し、意見の相違に対処し、海上の平和・安定を維持するとともに、国際法に則って対立を平和的措置で解決し、地域と世界の平和・安定の維持に貢献していくよう提案しました。

一方、張友霞副委員長は、トー・ラム書記長率いるベトナム共産党の指導の下、ベトナムが2030年（党創立100周年）までに、近代的工業を有する上位中所得国となり、2045年（建国100周年）までに、高所得国になるという2つの目標を達成できると確信しました。さらに、中国が常に両国の党、国家、軍隊間の従来からの友好関係を重視していると確認する同時に、中国人民解放軍がハイレベル共通認識を貫徹した上で、ベトナム人民軍と共に多くの分野における実質的かつ包括的な協力を推進し、ベトナム・中国の未来共有コミュニティ構築に貢献する用意があるとしました。

なお、これに先立ち、ハノイ市内国防相本部で、ファン・バン・ザン国防大臣は、張友霞副委員長一行を迎える歓迎式典を主宰しました。その後、双方は会談に臨みました。