フォーラムはベトナム駐在欧州企業協会ユーロチャムがベトナム商工省との共同主催により21日～23日にかけて開かれているものです。

フォーラムの開幕式で、ブイ・タイン・ソン副首相兼外相はベトナムが欧州と協力してグリーン成長イニシアチブを推進する用意があると強調するとともにグリーン成長を促進するため、金融、技術、人材育成においてEU＝欧州連合からの支援を受けることとカーボンクレジット市場の発展に関する経験を共有することへの希望を表明しました。ソン副首相兼外相は次のように語りました。

（テープ）

「欧州企業が、再生可能エネルギー、グリーン水素、グリーンインフラ、デジタル・トランスフォーメーション、スマート農業、低排出産業など新しい分野への投資を増やし、ベトナムに研究センターを設立することを検討するよう提案します」

商工省のファン・ティ・タン副大臣によりますと、ベトナムのEUへの輸出額は年初9か月で380億ドルを超え、昨年同期と比べて17％増となりました。しかし、EUは環境と持続可能な開発にかかわる要求と基準を高めており、ベトナム企業と欧州企業は、EUを始め、世界の新しい基準を満たすため、グリーン成長に向けた経済と貿易協力、技術移転を拡大させる必要があります。