バイエルン州ゼーダー首相、次期ドイツ首相争いへの出馬を表明
(VOVWORLD) - ドイツ南部バイエルン州のゼーダー州首相が、メルケル独首相の後継者争いに加わりました。ゼーダー氏はバイエルン州の地域政党キリスト教社会同盟(CSU)の党首で、CSUはメルケル氏が所属するキリスト教民主同盟(CDU)の姉妹政党です。
ゼーダー氏とCDUのラシェット党首がともにベルリンでの記者会見で次期首相への立候補を表明しました。メルケル首相(66)は再選を目指さないとこれまでに述べており、欧州一の経済大国であるドイツで9月の総選挙後に新たな首相が選出されることになります。
CDUとCSUは伝統的に共同候補者を立てますが、ゼーダー氏の出馬により、姉妹政党間での熾烈(しれつ)な争いとなりそうです。
世論調査では、ゼーダー氏(54)の方がラシェット氏よりも人気が高いことが示唆されています。(Bloomberg.co.jp)