パキスタン元大統領、反逆罪で出廷

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パキスタンの首都イスラマバードで18日、2007年に非常事態を宣言し憲法を停止させたとして国家反逆罪に問われたムシャラフ元大統領が特別法廷に出廷しました。軍部が絶大な権力を握る同国で、軍トップ経験者が法廷に立つのは建国以来初めてのことです。

ムシャラフ氏は大統領在任中の2007年、自身への批判を抑え込むために非常事態宣言を発令しました。かつてムシャラフ氏からクーデターで首相の座を追われ、昨年6月に返り咲いた現在のシャリフ首相は、「宣言発令は国家反逆罪にあたる」として、最高裁に特別法廷の設置を求めていました。ムシャラフ氏が有罪となれば死刑か無期懲役が適用される可能性があり、軍部と政府の対立を招く恐れもあります。

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