パキスタン和平協議、頓挫の懸念

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イスラマバードの記者会見に出演したタリバンの代表(写真:PressTV)

パキスタン政府とパキスタン最大のイスラム過激派組織、「パキスタン・タリバン運動」は、今月から和平に向けた協議を始め、17日、3回目の協議が開かれる予定でした。

ところが、パキスタン・タリバン運動の地域支部の1つは、4年前から拘束していた治安部隊の隊員23人を、16日殺害したことを明らかにしました。パキスタン・タリバン運動側は、和平協議が始まったあとも拘束されている多くのメンバーが、軍などによって殺害されていることに対する報復だとしていますが、政府側は根拠のない主張だとして強く非難し、17日の協議には出席しないことを表明しました。

シャリフ首相も声明で、「これ以上の残虐行為を許すことはできない」と批判しており、和平協議が始まってから10日余りで、早くも協議が頓挫するのではないかとの懸念が広がっています。

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