ハマスが3人解放 イスラエルは180人余釈放 停戦合意履行に注視
(VOVWORLD) -ガザ地区での、イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦合意にともない、ハマスは1日、新たに男性3人を解放しました。これに対して、イスラエル側もパレスチナ人180人余を釈放し、今後も双方の間で停戦合意の履行が順調に進むか注視されています。
(写真:THX/TTXVN) |
先月19日に始まったイスラエルとハマスとの間の6週間の停戦合意では、ハマス側が人質33人を段階的に解放することになっています。
1日にはハマスに拘束されている人質のうち新たにイスラエル人の民間人の男性3人が解放され、合意に基づいて解放された人質は合わせて13人となりました。
これに応じる形で、イスラエル側も1日、刑務所などに収容していたパレスチナ人183人を釈放しました。
一方、去年5月からイスラエル軍の軍事作戦によって閉鎖されていた、ガザ地区とエジプトとの境界にあるラファ検問所では、停戦合意の一環としてけが人などのエジプトへの搬送が1日から始まりました。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、1日には50人が搬送されたと伝えています。WHO=世界保健機関は、ガザ地区の外に出て治療を受ける必要がある住民が推定で1万4000人にも上るという見通しを示し、けが人などの搬送をさらに進めるべきだと訴えていて、今後も双方の間で停戦合意の履行が順調に進むか注視されています。(NHK)