ハマス、停戦交渉再開に消極的 過去の合意案履行求める
(VOVWORLD) -イスラム組織ハマスは11日、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとの戦闘休止を巡り、新たな交渉に臨むのではなく、以前の協議に基づいた計画を提示するよう仲介国に要請しました。
(写真:THX/TTXVN) |
仲介国の米国、エジプト、カタールは先週、停戦と人質解放に関する最終合意に向けた協議を15日に開くようイスラエルとハマスに求めましたが、ハマス側の参加が不透明になりました。
イスラエルは協議に参加するため交渉担当者を派遣するとしました。ハマスは当初、検討するとしていましたが、参加しない可能性を示唆した形です。
ハマスは声明で「バイデン米大統領のビジョンと国連安全保障理事会決議に基づき、2024年7月2日に合意した内容の実施計画」を提示するよう仲介国に要請しました。
パレスチナ人の虐殺を継続できる時間を与えるさらなる交渉や新たな提案ではなく、過去の合意案をイスラエルに履行させるべきだと訴えました。
ハマスは交渉プロセスを通じて柔軟性を示してきましたが、イスラエルの行動は停戦合意の追求に真剣ではないことを示していると主張しました。ハマスは先月末の最高指導者ハニヤ氏暗殺を巡りイスラエルを非難しています。(ロイター)