ベトナム国民にとって、この数十年間、フィデルカストロという名前とキューバは、革命的英雄主義や、頑強不屈の精神、自由と幸福に対する渇望のシンボルとなっています。ベトナム国民は常に、キューバ国民、フィデル・カストロ前議長に親愛と敬服の念を与えています。そうしたことから、フィデル・カストロ前議長の死去は各世代のベトナム人にとって悲しみとなっています。

ベトナム・キューバ友好協会のグェン・ズイ・クオン副会長は次のような感想を明らかにしました。

（テープ）

「フィデル前議長の死去を受け、悲しかったです。ベトナム・キューバ友好協会を代表して、キューバの国民に自分の悲しみを分かち合いたいのです。同協会は、キューバとの団結を高めるために引き続き諸活動を推進してゆくと公約します。ベトナムの声放送局を通して、キューバ人の皆さんにこの損失を分かち合う気持ちを申し上げます。」

一方、ハノイ市民の一人であるダン・ゴック・トアンさんは、キューバへ足を運んだことはないですが、フェデル氏の名前は長い間、聞き馴染んでいるものとなっています・トアンさんはこのように明らかにしました。

（テープ）

「フィデル前議長の死去を受け、とても感じるもおがあります。戦争を経過し、抗米救国時代にある国の困難さを目撃して、そして、フィデル前議長がベトナム国を支援してきたことを深く理解しました。キューバは小国ですが、キューバの人々は英雄的で勇敢な人ばかりであり、ベトナム国民の良き友だちとなっています。ベトナムとキューバの仲間は、終始一貫した繋がりがあり、世界的にも唯一のものであると思います。」

この数年間、ベトナムの党と国家の指導者らは、キューバを訪問した際に、フィデル前議長を表敬訪問しました。最近のことですが、去る11月に、チャン・ダイ・クアン国家主席が、フィデル・カストロ前議長と面会した最後の外国首脳となったことで、両国間の歴史の一部となっています。