既にお伝えしましたように、ベトナム中部の沿岸部で魚が大量死する事案が相次ぎ、住民に不安が広がっていることを受け、５月１日、ハーティン省で、グエン・スアン・フック首相や、チン・ディン・ズン副首相、ブー・ドゥク・ダム副首相らは、関係各地方の指導者らと会合し、事件の調査、処理、被害克服、住民の生活の安定化などについて討議しましたが、3日、政府事務局はこの問題に関する首相の結論を発表しました。

（写真：NLD)

その中で、フック首相は、「これが深刻な事故で、ベトナムで始めて発生したことから、関連各省庁や、機関は原因を究明し、徹底的な解決策を見出す必要がある」と指示しました。また、「環境法律に違反する組織や、個人を発見したら、厳格かつ断固として処理する」と強調しました。

漁民支援措置に関し、国家予算を使って食糧支援と資金支援を行うほか、国家銀行は、漁民の借金返済の延長を検討するよう求めました。

なお、これより前に、フック首相は、被害を受ける漁民の生活安定化のために国家予算を使って４５００トンのコメと６００億ドン（約３億円）を支援することに同意しました。