会議の様子＝Việt Hùng

9日、ベトナム中部高原地帯テイグエン地方のダクラク省で、国家計画に基づかない国内移住への対策に関する会議が行われました。

会議で出された農業農村開発省の報告によりますと、2005年から2017年までの期間において、国家計画に基づかない国内移住、いわゆる「自由移住」を行った世帯の数は6万7千で、その中の5万9千世帯はテイグエン地方に移住しました。また、2017年末現在、これらの世帯の3分の2は安定した住居を確保することができるようになりましたが、残りの世帯は不安定な住居と生活を送っており、そのほとんどはテイグエン地方にあるということです。

会議で発言にたったグエン・スアン・フック首相は、「自由移住」は、困難な生活から生じたものであると指摘し、インフラ整備や生産と生活への支援を強化することは、自由移住の大きな減少に繋がったと明らかにしました。

また、フック首相は関連各省庁と地方に対し、自由移住を行った世帯が安定的な生活を送ることができるようにさらに取り組むよう求めると共に、移住前の地方での住民の生活改善は自由移住に対応する最もよい対策であると強調しました。