ブラジルのルセフ大統領は、アメリカの情報機関がみずからの通信を傍受していたと報道されたことについて、アメリカ政府から納得のいく説明がなされていないとして、来月予定していたアメリカ訪問を無期限に延期すると発表しました。
アメリカのCIA=中央情報局の元職員スノーデン容疑者から極秘文書を受け取って、アメリカの情報機関による盗聴活動の実態を報道しているイギリスの新聞記者は、今月1日ブラジルとメキシコの大統領の通信も傍受されていたと公表しました。
これを受けてブラジル政府はアメリカ政府に説明を求め、アメリカ側は、オバマ大統領がG20=主要20か国の首脳会議の際のルセフ大統領との会談でこの問題について説明するなどしてきました。しかし、ブラジル側は17日、これまでの説明は、納得のいくものではないとして、来月予定していた大統領のアメリカ訪 問を無期限に延期すると発表しました。
この問題では、同じく通信を傍受されていたと報道されたメキシコの大統領も、アメリカ政府に調査を求めるなど反発が強まっています。