23日午後、チェコの首都プラハで「故郷のための兄弟」グループとチェコ駐在ベトナム人協会ホムトフ市会は共同で、フィリピンが中国を相手に提訴した裁判に関するPCA=オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所の裁定を歓迎する集会を行ないました。
集会で組織委員会の代表ファム・ホン・タイ氏は去る7月12日、下された常設仲裁裁判所の裁定を引用し、「仲裁裁判所は12日、中国がベトナム東部海域(南シナ海)で主権が及ぶと主張している境界線「九段線」について、中国には同海域内の資源に対する歴史的な権利を主張する法的な根拠はないとの判断を下した」と明らかにしました。
そして、組織委員会はチェコ語と英語の声明を発表し、海上紛争を国際法に従って、平和的措置で解決することを支持するととも関係各国に対し、PCAの裁定と国連海洋法条約を尊重すること、中国に対し、軍事拠点化や情勢の緊張化、ベトナム東部海域で漁を行なう漁民の威嚇を中止することを求めました。