フランシスコ教皇らが 対話や連帯を呼びかけ

(VOVWORLD) -世界各地で新型コロナウイルスの感染が続く中、クリスマスに合わせ、ローマ教皇や国連の事務総長など世界の指導者たちが、分断が懸念される世界で対話を続ける重要性などを呼びかけました。
フランシスコ教皇らが 対話や連帯を呼びかけ - ảnh 1 AFP/TTXVN撮影

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は25日、バチカンのサンピエトロ広場で信者を前にクリスマスのメッセージを読み上げ「今、かつてないほど、社会の絆の在り方が問われています。他者と向き合い、共に行動する努力をせず、すべて自分一人でやり遂げようとする傾向が強まっているのです」と指摘しました。

そして「国際的なレベルでも、複雑な危機を前に対話の努力を怠り、安易な道を選んでしまうおそれがあります。対話だけが争いを解決し、すべての人に永続的な利益をもたらすことができるのです」と述べ、対話の重要性を訴えました。

一方、イギリスのエリザベス女王は25日、恒例のクリスマスのメッセージの中で「望むようなクリスマスを祝うことができないかもしれませんが、さまざまな伝統を楽しむことはできます」と述べ、コロナ禍の厳しい状況の下でも、家族で過ごすクリスマスの習慣を大切にするよう呼びかけました。

他方、先進国と途上国の間の「ワクチン格差」などの是正を呼びかけてきた国連のグテーレス事務総長は自身のツイッターに「クリスマスは他者を思いやり、対話し、連帯を深めるまたとない機会です」と投稿し、国際社会の協力を改めて呼びかけました。(NHK)

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