フランス、テロ計画巡り男拘束 五輪との関連は不明、ベルギーでも
(VOVWORLD) - フランスの隣国ベルギーの検察当局は25日、警察がテロ攻撃の準備やテロ組織への参加、テロ資金供与の疑いで、7人を拘束したと発表しました。
ブリュッセルの街を巡回するベルギーの兵士(TTXVN) |
ロイター通信によりますと、フランスの警察当局は25日、テロ計画に関連した疑いがあるとして、18歳の男を拘束しました。26日に開幕するパリ五輪との関連は明らかになっていません。23日にテロ計画への関与で拘束された別の18歳の男とSNSで連絡を取っていたとのことです。
フランスの隣国ベルギーの検察当局も同日、警察がテロ攻撃の準備やテロ組織への参加、テロ資金供与の疑いで、7人を拘束したと発表しました。テロの標的は「具体的には決まっていない」とされ、現時点で五輪との関連は不明です。
ベルギー警察は全国で一斉捜索を実施しました。検察当局の報道官は欧州メディアに対し、「捜索で発見された物から、テロに向けた準備を行っていたと考えられる」と説明しました。
ベルギーのブリュッセル首都圏モレンベーク地区は、2015年のパリ同時多発テロの一部容疑者の出身地で「テロリストの巣」として注目を浴びました。翌年2016年には、ベルギーの空港と地下鉄で計32人が犠牲となった同時テロが発生しました。(共同通信)