フランス世論、オランド大統領のベトナム訪問に期待を
既にお伝えしましたように、フランスのオランド大統領はまもなくベトナム公式訪問を行いますが、フランス世論はこの訪問に期待をかけています。
フランスのポールヴァレリー大学のピエール・ジョグノード教授は当放送局のインタビューに応えた際、「フランスは大きな潜在力があり、ベトナムとの長期的協力関係を築きたい意向にある。両国関係は日増しに強化されている」との見方を示しました。
(写真:sightcall.com)
一方、フランス・ベトナム友好協会のパトリス・ヨグランド元会長は、「両国が戦略的パートナーシップの構築のために取り組んでいる背景の中で行われるオランド大統領のベトナム訪問は両国関係の深化に寄与する」と語りました。
海上紛争問題に関し、ヨグランド元会長は7月12日に出されたオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所の判決に触れ、「フランスはこの問題に関する自国の立場を再度確認する。オランド大統領のベトナム訪問は地域情勢に積極的に寄与する」としています。
一方、 パリ第1大学のヘンリー・ダン教授は、「両国関係が政治や、経済などの分野で実質的に発展している現在、フランスは海上紛争問題解決でベトナムへの支持・支援を強化する必要がある」と訴えました。