(VOVWORLD) - ロシア大統領府は29日、ウラジーミル・プーチン大統領がアメリカとの新戦略兵器削減条約、通称「新START（
New START）」を5年間延長する法案に署名したと発表しました。
 （写真：Tass） |
新STARTは、冷戦時代に対立した米ロ間に唯一残る核軍縮条約です。
26日にアメリカのジョー・バイデン大統領と初の電話会談を行ったプーチン氏は、法案を上下両院に提出しました。ロシア下院は27日に条約の延長を承認しています。
2010年に締結された新STARTは、米ロそれぞれが配備する核弾頭数を1550発以下に制限しています。
2月5日に期限が切れる同条約は、ここ数年で関係が急速に悪化している両国が歩み寄るまれな機会とみられています。（AFP通信）