プーチン氏、露産石油の価格に上限なら「供給しない」…米欧の足並み乱す狙いか

(VOVWORLD) -ロシアのプーチン大統領は12日、モスクワで開かれたエネルギー関連の国際会議で演説し、露産石油の取引価格に上限を設ける米欧などの追加制裁について「価格を制限する国々にはエネルギー資源を供給しない」と強調しました。
プーチン氏、露産石油の価格に上限なら「供給しない」…米欧の足並み乱す狙いか - ảnh 1(写真:AP)

上限設定を巡っては、9月の先進7か国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で12月の導入を目指すことで一致し、欧州連合(EU)は今月6日、上限設定を含む対露追加制裁を採択していました。プーチン氏はEU諸国の不安をあおり、ウクライナ支援や対露制裁の足並みを乱すのが狙いとみられます。

一方、露産天然ガスを欧州に供給する海底ガスパイプライン「ノルトストリーム」で9月に発生した大規模なガス漏れについて、プーチン氏は「国際テロだ。ロシアとEUの関係を決定的に断ち切ろうとする者が背後にいる」と主張しました。露産ガスの代替となる液化天然ガス(LNG)をEU域内に輸出する米国が念頭にあるとみられます。(www.yomiuri.co.jp)

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