ベトナム グリーン都市開発の持続可能な未来を目指して
(VOVWORLD) - 12日、ハノイで「経済・都市新聞社」の主催による「持続可能なグリーン都市開発」フォーラムが開催されました。中央省庁、ハノイ市、企業から約100人の代表者と都市開発の専門家が一堂に会しました。
フォーラムの様子 |
専門家らは、持続可能なグリーン都市開発戦略の核心は緑地空間の創出、再生可能エネルギーの活用、そして持続可能な交通システムの構築といった3つの柱にあると指摘しています。特に、再生可能エネルギーの利用は、この戦略において不可欠な要素となっています。
建設省のファム・ミン・ハー次官は、ベトナム政府が近年、資源とエネルギーの効率的な活用、環境に配慮した建築物の開発、温室効果ガス排出の削減に取り組んでいると明らかにしました。さらに、デジタル変革やグリーン転換を通じて、持続可能な経済発展を推進する方針を強調しました。
最新の統計によりますと、2024年第3四半期末時点で、国内のグリーン建築物は約500件、総床面積は1200万平方メートル以上に達しています。これは、首相が2019年に承認した2019年~2030年までの国家エネルギー節約・効率化プログラムの目標を大きく上回る成果です。同プログラムは、2025年までに80件、2030年までに150件のグリーン・省エネ建築物の実現を目指していましたが、すでにその目標を達成しています。
建設省は今後も、グリーンプロジェクトのリストを含む新たな規定を政府に提案するための研究を継続する方針です。