(VOVWORLD) - カナダはインド・太平洋に関わる新戦略を実施しており、幾つかの国との関係を強化していきたい意向があり、その中で、ベトナムは優先対象となっています。
13日午後、政府本部で、ファム・ミン・チン首相はベトナムを訪問中のカナダのメラニー・ジョリー外相と会見しました。
チン首相とジョリー外相(写真:VNA)
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席上、チン首相はカナダ側に対し、「経済や、貿易、投資、新型コロナウイルス感染症と気候変動への対応、海洋環境の保護、クリーンエネルギー開発、グリーン成長、グリーン農業、イノベーション・インベンション、人材育成などの分野でベトナムと協力していくよう」求めました。
また、「農産物をはじめベトナム製品のカナダ市場への進出に便宜を図っていくよう」訴え、およそ24万人のカナダ在留ベトナム人に有利な条件を作り出していくよう提案しました。
一方、ジョリー外相、「今回のベトナム訪問はカナダのインド・太平洋に関わる新戦略の実施を目指す活動の一環である。カナダは幾つかの国との関係を強化していきたい意向があり、その中で、ベトナムは優先対象である」と明らかにしました。
同外相によりますと、今後、カナダはベトナムがCOP26=国連気候変動枠組条約第26回締約国会議で出された自国の公約を履行し、貧困解消事業を促進するように支援すると同時に、CPTPP=環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定の枠内で、ベトナムとの貿易関係の多様化・拡大に力を入れるとしています。