ベトナムとポルトガル、協力関係を促進

ポルトガルを訪問中のベトナムのグェン・タン・ズン首相は3日、ポルトガル議会のマリア・ダ・アッスンサオ議長と会見しました。会見で、ズン首相は、ベトナムとポルトガル、並びに、両国の国会は互いに経済社会発展事業を支援しあう必要があるとの考えを示しました。


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握手を交わしたベトナムのズン首相とポルトガル議会のアッスンサオ議長(写真:VGP/Nhat Bac)

一方、アッスンサオ議長は、ポルトガル議会は、ベトナムとEU欧州連合との協力関係を重視した上で、欧州議会によるベトナムEU全面的協力パートナーシップ枠組み協定の批准、ベトナムEU自由貿易協定に関する交渉の早期終了、及び、EUによるベトナム市場経済の認定を支持していると明らかにしました。

同日、ベトナムのズン首相とポルトガルのパウロ・ポルタス副首相はベトナム・ポルトガル企業フォーラムを主催しました。両国の120社の企業が参加したこのフォーラムで発表を行なったズン首相は、この20年、ベトナムは年平均で7.5%の成長率を達成しており、外国からの多くの投資を誘致していると述べ、ポルトガル企業のベトナムへの投資を呼びかけました。ズン首相は次のように語りました。
(テープ)

「私はポルトガルの首相及び大統領と非常にいい会談を行ないました。双方は、この40年、積極的な協力関係を持っていることで一致しましたが、経済、通商、投資を始めとする多くの分野においてまだ協力の潜在力がまだ大きいとの意見を共有しました。良好に発展している両国の関係、及び、両国の関係発展を目指す法的枠組みにより、ベトナムとポルトガルは貿易総額を現在の3億5千億ドルから近い将来10億ドルに上げることが出来ると、双方は確信しています。」

このように語ったズン首相はまた、ベトナムに進出しようとするポルトガル企業に出来る限り便宜を図ると公約しました。


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