(VOVWORLD) - ベトナムとEU欧州連合は29日、両者の関係を「包括的な戦略的パートナーシップ」に格上げすることで合意しました。これはEUが東南アジアの国と結ぶ関係としては最も高い位置づけとなります。
ベトナムのルオン・クオン国家主席とアントニオ・コスタ欧州理事会議長は、ハノイでの首脳会談のあと記者会見を開き、関係格上げを正式に発表しました。
ルオン・クオン国家主席 |
ルオン・クオン国家主席は、ベトナムとEUが外交関係を樹立してから35年以上が経過し、政治、外交、貿易、投資、国防、気候変動対応など多くの分野で関係が発展してきたと強調しました。
そのうえで、今回の格上げについて「新たな段階における両者の長期的ビジョンを反映するものだ」と意義を語りました。
また国家主席は、今後の協力の重点分野として次のように述べました。
(テープ)
「経済協力は引き続き双方関係の重要な原動力です。自由貿易協定の効果的な実施を進めるとともに、投資保護協定の早期批准を推進します。また、グリーン変革とデジタル変革、エネルギー転換など、双方が関心を持つ新たな重要分野への投資拡大を歓迎します」
さらにルオン・クオン国家主席は、EUに対し、海洋経済協力の推進や、ベトナムの水産物に対する違法漁業の警告である「イエローカード」の早期解除を要請しました。
コスタ欧州理事会議長 |
これに対しコスタ欧州理事会議長は、「EUが東南アジアで初めて包括的な戦略的パートナーシップを結ぶことは、EU政策におけるベトナムの重要性を明確に示すものだ」と評価しました。
そのうえでコスタ議長は次のように述べました。
(テープ)
「本日、我々は極めて重要な節目に到達しました。関係を最高レベルに格上げすることで、貿易、グリーン変革、デジタル変革、安全保障、人的交流における将来の発展への大きな期待が示されました」