ベトナムのWEF参加に非常に重要な意義=在ベトナムスイス大使
(VOVWORLD) -すでにお伝えしましたように、ベトナムのファム・ミン・チン首相は、1月20日~23日まで、スイスのダボスで開催中のWEF世界経済フォーラムの第55回年次総会(ダボス会議)に出席しています。
(写真:TTXVN) |
この機に、ベトナム駐在スイス大使館のトーマス・ガス大使はチン首相のWEFへの出席とこの歴訪について、報道陣の取材に応じました。
トーマス・ガス大使によりますと、世界情勢は緊張、そして二極化が深刻化している背景の中で、ベトナムがWEFに積極的に参加し自らの発言力を高めるのは、非常に重要な意義があります。
また、2025年のダボス会議は、「インテリジェント時代に向けたコラボレーション 」と題し、すべての人のための人工知能(AI)革命を推進し、保護主義を打破するための国際協調を世界のリーダーたちに訴えるとしています。これにより、ベトナムをはじめ世界各国がWEFに積極的に参加し自らの発言力を高めるのは、非常に重要な意義があると評価されています。
ベトナム・スイス関係に関し、トーマス・ガス大使は、「ファム・ミン・チン首相はスイスのカリン・ケラー・ズッター大統領と個別会見し、二国間関係の強化および両国間のパートナーシップの格上げについて協議する」と明らかにするとともに、「スイスは、フィンテック組織への資金動員や、ベトナムにおける国際金融センターの建設、再生可能エネルギー・サービス産業の改善などに関するベトナムの新たな方向性に非常に関心を寄せている」と強調しました。