(VOVWORLD) - 第8回拡大メコン圏サミットへの出席と中国の実務訪問の一環として、6日、ファム・ミン・チン首相は昆明市で雲南省党委員会の王寧書記と会見しました。
席上、両者は、最近のベトナムと中国の党と国家の関係発展に喜びを表明し、今後、ベトナムの各省庁・地方と雲南省との協力関係を更に促進するための方策について意見交換をしました。
チン首相は、「ベトナムの党と政府が、雲南省を含む中国の各地方とベトナムの各地方との協力強化を支持し、あらゆる好ましい条件を提示している」と確認しました。また、雲南省がベトナム・中国関係において極めて重要な位置を占めていることを強調しました。
さらに、雲南省に対し、ハイレベルの共通認識と共同声明の実施において先駆的な役割を果たし、ベトナムの各地方との交流を強化すること、ベトナム・雲南省間の貿易額を50億ドルに引き上げ、雲南省とベトナムのラオカイ省をASEANと中国を結ぶ貿易の中心地とすること、スマート税関モデルの試行を推進すること、洪水放流の調整や防災での協力を強化することを提案しました。
一方、雲南省党委員会の王寧書記は、習近平党総書記・国家主席とトーラム書記長の共通認識、およびファム・ミン・チン首相の提案を実行するため、ベトナムの各省庁・地方と協力する用意があることを確認しました。また、グリーンエネルギー、高原特色農業、観光分野におけるベトナムとの協力強化を希望するとともに、経済・貿易、国境検問所の経済開発、先進的産業発展、人材育成、貧困解消、環境保護、持続可能な開発での協力を推進したい意向を表明しました。