21日、ハノイで、ホアン・チュオン・ハイ副首相は、ベトナムを訪問中の東ティモール商工環境省のコンセイサウン・ピント大臣率いる代表団と会見しました。席上、ハイ副首相はコンセイサウン・ピント大臣によるベトナム訪問は、両国の経済協力関係を推進する重要な節目であると強調すると共に、「両国は、農業、エネルギー、通信、医療、教育などの分野における協力の潜在力に恵まれている」と明らかにしました。

一方、コンセイサウン・ピント大臣は「ベトナムとの協力強化は東ティモール政府の最優先課題の一つである」と強調すると同時に、ベトナムに対し、東ティモールのASEAN=東南アジア諸国連合への加盟を支持しているとし、教育、文化の専門家の派遣を提案しました。

なお、同日、ベトナム商工省と東ティモール商工環境省の代表は、コメ貿易に関する協力覚書に調印しました。調印式典で発言に立ったベトナム商工省のチャン・トアン・アイン次官は「ベトナム企業は、農産物、水産物、コメのみならず、繊維製品、革靴、電子製品の分野においても東ティモールの信頼たる貿易相手国になる。ベトナムは、東ティモールにおいて投資貿易活動を行うベトナムの各企業に有利な条件を作り出す」と強調しました。