クイ国連大使

クイ大使は、新型コロナウイルス感染症が世界に広がっている中で、国レベルの法治強化を目指す活動は、社会的弱者の保護に集中し、社会の平等と公平を保つ必要があると語りました。多国間の紛争について、クイ大使は各国に対し、紛争を平和的に解決するという原則を尊重するよう訴え、多国間の紛争解決と世界レベルの法治を強化することに対する国際裁判所などの役割を強調しました。そして、ベトナムは国連及び世界各国と緊密に連携し、世界レベルと国レベルの法治強化に貢献してゆくと公約しました。

ベトナム東部海域（南シナ海）問題について、クイ大使は、「この海域の最近の動きは関係各国間の信頼減少につながっており、地域の平和・安定・安全保障を脅かしている」と述べ、深い懸念を表明しました。また、ベトナムはASEAN諸国と緊密に連携し、同海域の平和・安定・安全保障・航行の自由確保に全力を尽くしていると明らかにしました。クイ大使は関係各国に対し、1982年国連海洋法条約をはじめとする国際法を遵守し、同海域の現状を複雑化させる行動をせず、信頼醸成に取り組むよう呼びかけました。