ボコ・ハラムの襲撃で生徒110人不明 ナイジェリア政府が認める

【AFP】ナイジェリア政府は25日、先週発生したイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」による学校襲撃で、女子生徒110人が行方不明になっていることを認めました。

ボコ・ハラムの襲撃で生徒110人不明 ナイジェリア政府が認める - ảnh 1       (写真:AFP/TTXVN)

同国の情報省は声明で「ボコ・ハラムに属するとみられる武装勢力の襲撃後、ヨベ州ダプチの学校の生徒110人が行方不明になっている」と述べています。

事件は19日夜に発生しました。重武装した軍服姿の兵士らが「アラーアクバル(神は偉大なりの意)」と叫びながら町を襲撃しました。はじめ当局は、拉致された生徒はいないとしていたが、ナイジェリアのムハマドゥ・ブハリ大統領は23日、「国家的惨事」と述べ、生徒の家族に謝罪しています。

今回の事件は、ナイジェリアのボルノ州チボクで発生した女子生徒200人以上の集団拉致をほうふつとさせるものです。ナイジェリア軍は、約9年間にわたりボコ・ハラムと激しい戦いを続け、幾度となく武装集団は壊滅寸前だとしてきましたが、こうした主張に疑問符が付く形となりました。

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