ミャンマー情勢、ASEAN首脳会議で改善期待=中国外相
(VOVWORLD) - 中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相は22日、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議がミャンマー情勢の「ソフトランディング」に向けたきっかけになることを期待していると述べました。
中国の王毅国務委員兼外相=Khắc Hiếu/TTXVN |
ASEANは24日、インドネシアの首都ジャカルタでミャンマーへの対応を協議する首脳会議を開きます。2月1日の国軍によるクーデター後初の首脳会議となります。
王氏は「中国は今回の会議が、ミャンマー情勢の『ソフトランディング』実現を後押しするための良いスタートとなることを期待している」と述べました。
王氏は、ASEAN議長国であるブルネイのほか、タイの外相と協議しました。
中国はASEAN加盟国ではありませんが、日本と韓国と共にASEANプラス3に含まれます。24日の首脳会議に参加するかは不明です。
中国外務省の声明によりますと、王氏は域外からの「不適切な介入」は避けるべきだと主張しました。「外国勢力がやみくもに強い圧力をかけても、その国の内政問題の解決にはつながらない。それどころか混乱や状況悪化を招き、地域の情勢を不安定にする」と指摘しました。(ロイター)